冬のソナタ | 海外ドラマ女子会

日本に韓流ブームを巻き起こした「冬のソナタ」。「宮廷女官チャングムの誓い」に並ぶ人気作で再放送のリクエストがもっとも多い名作だ。
2002年の放送当初は全20話で構成されていたが、大ヒットしたことで未公開シーンを含め全26話に再構成されている。
2019年にはアニメ版冬のソナタ全26話も放送され話題になった。
本記事では「冬のソナタ」のあらすじネタバレ、キャスト、相関図、続編情報などを詳しく解説している。
2020年は放送予定がないため「冬のソナタ」を視聴したい人は動画配信サービスがおすすめだ。
U-NEXT、Amazonプライム、Paraviなどで配信されている。トライアルが利用できる動画配信サービスもあるので、上手に利用すれば無料でドラマが楽しめるだろう。

成績優秀で明るい性格のチョン・ユジンは、たくさんの友人に囲まれた楽しい高校生活を送いた。ある日、ユジンのクラスにカン・ジュンサンという転校生がやってくる。

大人っぽい雰囲気のチュンサンは、ピアニストの母を持ち、天才級に数学が得意な青年だった。

ユジンは近づきにくい雰囲気のチュンサンが苦手だったが、酔っ払いに絡まれたところを助けてもらい彼の印象が変わる。

それから、ユジンとチュンサンは一緒にいる時間が増え、自然に惹かれあうようになっていった。

しかし、突然チュンサンが交通事故にあい亡くなってしまう。

2004年にNHK総合テレビで放送されて、夜11時台にもかかわらず最終回で20％台の視聴率を獲得した「冬のソナタ」。

大ヒットを受けてロケ地になった春川を訪れる観光ツアーやパチンコ台、スロットなどが続々と登場し、社会現象にもなりました。

当初の脚本では主人公のチュンサンが亡くなる結末だったようですが、ファンから「チュンサンを死なせないで！」との意見が殺到したことで、ストーリーが変更になったという逸話もあります。

そのくらい視聴者が感情移入した本作は、18年経った今でも再放送のリクエストが絶えない根強い人気を獲得しています。

主人公を演じて日本でも人気俳優となったペ・ヨンジュンとチェ・ジウは、本作で第38回百想芸術大賞の人気賞を受賞。KBS演技大賞では2人揃って最優秀演技賞を受賞しました。

とくにペ・ヨンジュンの日本での人気はすごく、「ヨン様」が2004年の流行語大賞に選ばれたほどです。

今では韓国で5本の指に入るほど大きな芸能プロダクションの経営者になっています。

ドラマでペ・ヨンジュンを見ることはなくなりましたが、彼の芸能プロダクションに所属するアーティストは、日本で多く活躍しているのでチェックしてみると面白いかもしれません。

また、ユジンとチュンサンとの三角関係で苦悩するサンヒョク役を演じたパク・ヨンハも日本にファンクラブを持ち、ドラマ終了後は歌手として活躍していました。

チュンサンとユジンのその後を描いた続編ドラマは制作されていませんが、空白の3年間と再会した2人のその後が分かる「もうひとつの冬のソナタ：チュンサンとユジンのそれから」が小説で出版されています。

ドラマの脚本を書いたユン・ウンギョンとキム・ウニが共同執筆した小説なので、ファンの期待を裏切らないストーリーが楽しめます。

「冬のソナタ」はユン・ソクホ監督の「四季シリーズ」と呼ばれる4作あるドラマの1つです。

そのため、他にも「春のワルツ」「夏の香り」「秋の童話」という作品があります。「四季シリーズ」のひとつという意味で「冬のソナタ」というタイトルが付けられたそうです。

1作品ずつ完結するので他の作品にチュンサンとユジンは登場しませんが、本作で監督ユン・ソクホの世界観が気に入った人は視聴を検討してみてはいかがでしょうか。

また、本作ではストーリーにマッチした音楽も大きな注目を集めました。

とくにRYUが歌う主題歌「最初から今まで」は日本でも大ヒットしています。第46回日本レコード大賞で特別賞を受賞し、NHK紅白歌合戦にも出場しました。

2020年以降の放送予定は今のところないので、「冬のソナタ」をもう一度見たいという人はぜひ動画配信サービスを利用してみてください。