ピノキオ/韓国ドラマ | 海外ドラマ女子会

2014年に韓国で放送され、平均視聴率13.4％、最高視聴率16.7％を獲得して大ヒットした「ピノキオ」。
主演をイケメン俳優イ・ジョンソク、ヒロインを人気女優パク・シネが務めている。
愛憎劇やいじめなど過激な内容を扱うことで人気な韓国ドラマとは少し違い、社会正義と家族愛、友情をメインのストーリーだ。
嘘をつくとしゃっくりが出てしまう架空の精神疾患「ピノキオ症候群」を患うイナと、イナの母親から一家離散に追い込まれた青年ハミョンが運命のいたずらで一つ屋根の下で家族として暮らす。
もちろん、ハミョンはイナの母親への復讐心をもって成長するが、同時にイナには惹かれてしまう。
複雑な状況の中でハミョンは過去の事件にどう向き合うのかが本作の最大の見どころだ。
本作は全２０話構成と少し長めだが、サスペンスとユーモアが絶妙なので見始めるとあっという間に引き込まれる。
本記事では韓国ドラマ「ピノキオ」のネタバレあらすじ、キャスト情報、相関図、感想などを詳しく解説。
日本ではBS-TBSやTVQ九州で放送され、繰り返しアンコール放送されているが、次の放送予定はたっていない。
そのため、「ピノキオ」を視聴するのなら、テレビ放送を待つより動画配信サービスのほうがおすすめだ。
現在、「ピノキオ」はHulu、U-NEXT、FODプレミアム、Amazonプライムビデオ、TSUTAYA TV、ABEMAプレミアム、Paraviで配信されている。
動画配信サービスなら好きなだけ繰り返し視聴できるので、韓国語の勉強をしたい人にもおすすめ。
シリアスな社会派ドラマだが、最後はすっきりまとまっているので、視聴後は爽快感が味わえる。
モヤモヤ感を残さないストーリーなので、気楽にドラマを楽しみたい人も、ぜひ視聴を検討してみてほしい。

消防士の父が火災現場で行方不明となり、不確かな報道が原因で世間のバッシングを受けることになった幼いハミョンと家族。

母親は心ないバッシングに絶望し、ハミョンを連れて海で心中を図る。

しかし、ハミョンだけ島に流れ着き、一人の老人に助けられた。

老人ゴルピルはハミョンを行方不明になっていた自分の息子ダルポだと思い込み、再会を喜ぶ。

ハミョンは自分がダルポではないと分かっていたが、ゴルピルの気持ちや自分の置かれた状況を考えて、ダルポを演じて生きる選択をする。

同じ頃、ゴルピルの息子が一人娘イナを連れて故郷に帰ってきた。

妻と離婚して娘と故郷で暮らすことに決めたのだ。

同じ年のイナとダルポは戸惑いながらも互いを受け入れるが、ある事がキッカケで関係は崩れてしまう。

イナの母親チャオクがダルポの家族を離散に追い込んだ報道記者だと分かったのだ。

複雑な環境に苦しみながらも成長したダルポは、自分も報道記者を目指し、真実を追求することを決める。

架空の精神疾患「ピノキオ症候群」を題材に報道と真実を追求した社会派ドラマ「ピノキオ」。

最高視聴率16.7%を獲得した本作は、2014年と2015年の様々な賞を受賞しました。

シリアスな展開だけでなく、クスっと笑えるシーンも多く、最後はスッキリ事件が解決し幸せな主人公とヒロインの姿が見られます。

ピノキオ症候群を患うヒロイン・イナには「相続者たち」「ドクターズ〜恋する気持ち〜」を大ヒットに導いた人気女優のパク・シネ。

主人公ハミョン役には「W-君と僕の世界-」「ロマンスは別冊付録」でも主演を務めた実力派俳優イ・ジョンソク。

2013年放送の「君の声が聞こえる」を大ヒットに導いた脚本家パク・ヘリョンとチェ・スウォン監督が再度手を組んで制作したドラマです。

「君の声が聞こえる」もサスペンス要素が強いドラマでしたが、本作も過激化する報道と真実との間で、壮絶な子供時代を生き抜いた主人公とその関係者との緊迫したストーリー展開が見どころになっています。

口コミサイトでも主人公たちのやり取りやストーリーが面白いと大絶賛を受けています。

ラストは主人公なりに過去の出来事や報道と折り合いをつけ、幸せな未来を想像できる最終回でした。

社会派ドラマやラブストーリーが好きな人なら気に入ること間違いなしの作品なので、ぜひ視聴を検討してみてください。