雲が描いた月明かり | 海外ドラマ女子会

19世紀の李氏朝鮮時代を舞台に、ワケあり男装女子と世子の淡い恋を描いて大ヒットした韓国ドラマ。
2017年にテレビ東京の「韓流プレミア」で放送されると、若い世代を中心に日本でも大ヒットした。動画配信サービスの韓国ドラマランキングでは、常に上位に上がるほど、衰えない人気がある恋愛ドラマだ。
主要キャストは「ワンダフル・ラブ～愛の改造計画～」や「恋のスケッチ～応答せよ1988～」で日本でも知名度抜群のイケメン俳優パク・ボゴムと、「太陽を抱く月」や「トンイ」の子役で知られるキム・ユジョン。
もともと人気がある若手俳優の共演だけでも十分注目を集めたが、本作はキャストもさることながら、脚本が秀逸で世子と男装ヒロインが繰り広げる恋の駆け引きが女心を鷲掴みにしてしまう。
また、登場人物の気持ちに寄り添った歌詞がしっとりと歌い上げられるost（挿入歌）も大きな話題になった。韓国の人気アーティストが多く参加し、主演のパク・ボゴムも美声を披露して物語を盛り上げている。

借金のために男装し恋愛相談や恋文の代筆をして生計を立てるサムノムことラオン。ある日、恋文の代筆をしてあげた客から「自分の代わりに恋する女性に会いに行ってほしい」と頼まれる。依頼人の恋文の相手は一国の姫であるミョンウン王女だったが、何も知らないラオンは依頼を受けて待ち合わせ場所に向かう。しかし、待ち合わせ場所にやってきたのは、ミョンウン王女の兄である世子のヨンだった。ヨンが世子とは知らないラオンは、彼を落とし穴の中に置き去りにして逃げ帰ってしまう。

その後、ラオンは借金取りに捕まり、借金返済のために内官試験を受けさせられる。しかも、王宮内でヨンとばったり再会してしまい、気まずいラオンは逃亡を図るが失敗してしまう。ヨンの策略もあり、ラオンは内官試験に合格して王宮で働くことになる。ヨンはラオンに仕返ししようと考えていたが、一緒にいるうちに少しずつ友情を超えた絆を感じるようになっていく。

「雲が描いた月明かり」は全26話ですが、テレビ放送では「雲が描いた月明かり」は全18話で最終回をむかえています。そのため、実際は全何話構成なのか分からないという人もいるでしょう。韓国ドラマは評判が良いと話数が増える傾向があるので、大ヒットした本作は、全26話構成が本当のようです。全18話でもしっかり内容は伝わりますが、ヨンとラオンの濃いラブストーリーを楽しみたい人は、全26話の方を視聴してみてください。

「雲が描いた月明かり」は繰り返し地上波で放送されています。2020年はTOYOMX1で11月23日から放送予定です。bs放送予定はないので、TOYOMX1が見られない人は動画配信サービスでの視聴を検討してみてください。現時点ではNetflixでは配信されていないものの、ｄTVやU-NEXTでは全話一気見も可能です。配信期間に関係なくいつでも「雲が描いた月明かり」が見たい人は、オリジナル映像も収録されているdvdを検討してみるとよいでしょう。

王子様と男装女子という有りがちな設定にも関わらず、本作が大ヒットしたのは、キャストが人気俳優ばかりであること、女心をくすぐる恋の駆け引きが秀逸だったことがあげられます。登場人物はそこまで多くないので、軽く相関図をチェックしてから見はじめると、よりキュンキュンできるストーリーに集中できるでしょう。最終回はしっかりハッピーエンドになるので、安心して見られる恋愛ドラマです。

また、「雲が描いた月明かり」のような韓国ドラマを探しているという人は「トキメキ☆成均館スキャンダル」「イニョン王妃の男」「太陽を抱く月」「根の深い木」「王女の男」などもおすすめです。