花郎(ファラン) | 海外ドラマ女子会

2016年に韓国で放送された「花郎〈ファラン〉」は人気アイドルグループや人気俳優など美男が多く出演するドラマとして大ヒットした。全24話で構成され、新羅時代に活躍した花郎と呼ばれた国の親衛隊がメインに描かれる。
花郎とは新羅第24代・真興王の時代に貴族の子供たちで構成された王の親衛隊。整った容姿、剣術、知性、教養など様々な才能を兼ね備えたエリートのみが所属できる部隊のことだ。ドラマでは韓国の人気アイドルやイケメン俳優が、花郎に所属するライバル同士として描かれ、様々な問題が巻き起こる。
本記事では「花郎」のあらすじネタバレやキャスト、相関図、ost情報、感想などを詳しくまとめている。日本の地上波での再放送予定は2020年12月時点ではもうないので、視聴するにはHuluやU-NEXTがおすすめだ。初回利用者はトライアルが使えるため「花郎」を全話無料で見ることもできる。「花より団子」や「花ざかりの君たちへ〜イケメン♂パラダイス〜」などが好きな人なら「花郎」はきっとお気に入りになること間違いなしのドラマだ。

賤民の村で育ったムミョンは、親友マンムンの生き別れた家族を探すため一緒に都に向かう。しかし、都に潜入したところで禁衛兵に追われ、マンムンは大怪我を負い、そのまま亡くなってしまう。顔を隠して密かに生きている新羅第24代・真興（チヌン）王の顔をマンムンが見てしまったことが原因だった。マンムンが探していた家族とは会えたものの、妹アロに彼の死を伝えることができないムミョンは自分が兄だと嘘をつく。

一方、真興王の母・只召（チソ）太后は、息子を隠しつつ摂政を独占していた。真興王の顔を見たものは殺せと禁衛兵に命じていたのは母の只召太后だったのだ。真興王は町で語りべをしていたアロの声を聞いているうちに睡魔に襲われる。真興王は極度の不眠症に悩まされていたことからアロ自身に強い興味を抱く。

そんな中、只召太后は若く美しい貴公子を集めて王のための親衛隊・花郎を作ると言い出す。ムミョンは親友を殺した犯人に復讐するために、真興王は母から王座を奪い返すために花郎に入隊することを決める。

三角関係に権力争いと韓国時代劇のあるあるネタをふんだんに盛り込んだ「花郎」。花郎という王のための親衛隊は実在していましたが、主人公のムミョンは実在する人物ではありません。そのため時代劇ドラマというよりは、ラブストーリーと思って見るほうが良さそうです。

ただ、イケメンキャストが多いことから女性を中心に話題を呼んだのは理解できます。本作を見て、初めて知ったキャストのプロフィールを検索した人もいるはずです。なかでも俳優初挑戦でありながら、迫真の演技をみせた防弾少年団のテテ・ブイはかなり目立っていました。テテは日本語も話せるので日本人のファンはもともと多いことで知られています。ハンソンという母性本能をくすぐる美形キャラは、テテにピッタリな配役でもありました。

また、イケメン俳優のト・ジハンが演じたパンリュも冷血漢なタイプに見えながら、仲間想いな一面もあり、際立っていたキャラの1人です。悪役側の人間なので最終回までに死ぬのではないかと不安視する声もありましたが、最後は想いの女性とハッピーエンドに終わり、ホッとした人も多いでしょう。

物語を盛り上げた主題歌や挿入歌にも注目が集まりました。出演キャストでもある防弾少年団のテテやZE:Aのパク・ヒョンシクなどが歌っているのでドラマでファンになったという人はチェックしてみてください。

また、大ヒットしたドラマなのでシーズン2が制作されないか期待が高まっていますが、2020年12月時点では発表はありません。最終回はハッピーエンドでまとまりよく終わっているので、続編を作るのは難しいような気もします。