REIGN/クイーン・メアリー 愛と欲望の王宮 | 海外ドラマ女子会

『REIGN/クイーン・メアリー 愛と欲望の王宮』は、アメリカ合衆国で製作された歴史劇、ロマンスドラマ。
2013年10月17日～2017年6月16日にかけて「The CW」で放送された。ドラマでは、かつて実在したスコットランド女王メアリー・ステュアードの恋愛模様と運命を描いている。
ドラマは、シーズン4で打ち切りとなり完結。理由は特に明かされていない。日本では、2016年9月28日からNHK BSプレミアムで放送された。現在は、Huluで全シーズン視聴可能。

6歳からの婚約者であるフランソワと結婚するため、フランス宮廷へ向かったスコットランド女王メアリー。

久しぶりに再会したフランソワのたくましく成長した姿に胸を高鳴らせるメアリーだったが、宮廷では多くの困難がまちうけていた。フランス王妃であるカトリーヌは、未来を見通す力を持つノストラダムスに「2人が結婚するとフランソワが死ぬ」と予言され、メアリーを排除しようと秘密裏に手をまわす。

立ちふさがる王妃の存在に気づいたメアリーと従者たちは自らのため、国のため、戦う覚悟を決める。

『REIGN/クイーン・メアリー 愛と欲望の王宮』は史実にもとづいたドラマで、陰謀渦巻く王宮の権力争いやロマンスが描かれています。

ドラマの登場人物であるスコットランド女王メアリーや婚約者のフランソワ、フランス王のアンリ2世なども過去に実在していた人物です。

このドラマの見どころは、登場人物たちのじれったい恋模様や宮廷内に張りめぐらされる陰謀、裏切りといったサスペンス要素。

この時代の男女は「好き」という感情だけでは結婚できないのが当たり前で、それは主人公たちも同じこと。

物語はスコットランド女王のメアリーが、婚約者フランソワと結婚するためにフランス宮廷へ向かうところからはじまります。久しぶりに再会した2人は、互いに好印象は持つものの、国を背負う立場のため「本当にこの人と結婚するのが国のためにベストな選択なのか？」という問いかけが常につきまとい、自分の気持ちよりもメリットを優先させなければいけません。

おまけに、先を見通す力を持つノストラダムスが宮廷に到着したメアリーを見るなり「2人が結婚するとフランソワが死ぬ」とカトリーヌ王妃に予言したため、我が子を死なせまいと王妃があれこれ画策し、メアリーを排除しようとします。

最終的には毒殺しようとするなど、やり口が結構えげつないのですが敵の存在に気付いたエミリーがどんどん逞しく、強くなっていく様子とカトリーヌの思惑とは反対に深く愛し合うようになっていく2人からは本当に目が離せません。

またエミリーがフランス宮廷で暮らすにあたり、4人の友人兼従者もいっしょに着いてくるのですが、彼女たちの恋愛もおもしろいです。

個人的に大好きだったのは、グリアとリースの組み合わせ。
貴族との結婚を使命として掲げているグリアが、思いがけず何の身分もない厨房係と恋に落ちてしまうというシュチュエーションは、本当に可愛くて切なくて最高でした。

当時は女性が家の道具扱いだった時代。

それぞれが運命に翻弄され、まさか！な相手と結ばれることになります。
結果的に愛し合い幸せに暮らす者、おおきな陰謀に巻きこまれてしまう者などそれぞれの登場人物にもしっかりとしたストーリーが用意されているので、ぜひ推しキャラの幸せを願ってあげてください。

またカトリーヌの企みをメアリーに警告する正体不明の少女や、森に巣くうダークネスという不気味な宗教集団の存在も見どころのひとつ。


敵なのか味方なのか、これからどう物語にかかわってくるのか全く予想もつかない登場人物たちの動向に次はどうなるの！？と目が離せません。

陰謀や裏切り、愛憎などのドロキュンストーリーが好きな人は、ぜひご覧ください。

ちなみに本作でフランソワ役をつとめたキャストのドビー・レグボは、過去にハリーポッターに登場するダンブルドアの青年期や、マレフィセントに登場するステファン王の幼少期を演じました。

残念ながらコロナの影響で打ち切りになってしまいましたがゲーム・オブ・スローンズ前日譚への出演も予定されていた、これから大注目の俳優さんです！

『REIGN/クイーン・メアリー 愛と欲望の王宮』は全4シーズンで完結済み。現在、Huluで全話視聴できます。