GIRLS/ガールズ | 海外ドラマ女子会

「GIRLS/ガールズ」は2012年4月15日～2017年4月16日にかけて、アメリカ合衆国で放送されたラブコメディ。ニューヨークに住む4人の20代女子と、その周囲を取り囲む男との人生や恋愛模様を描いている。ドラマは全6シーズンで完結済み。ドラマは制作したレナ・ダナムの実体験に基づいており、本人もハンナ役として出演している。

親の援助に甘えて生きてきたハンナは、ある日のディナーで援助うち切りを告げられる。おまけに1年無償で働いたインターンにもクビを切られ、崖っぷちに立たされる。
就職先も見つからず、精神的に追いつめられたハンナは、メールの返信がきたときだけセックスする関係のアダムにいっそう依存するようになるが、HPVに感染したことが判明して関係に疑問を持つように。

ゆっくりと自分の置かれた状況を把握しはじめたハンナは、同じく難ありな3人の友人に支えられながら、少しずつ成長していく。

『GIRLS/ガールズ』はニューヨークに住む一般的な20代女性ハンナ、マーニー、ショシャナ、ジェッサの生活を題材にしたラブコメディ。
24歳の主人公・ハンナが親から支援をうち切られたことをきっかけに、友人3人と少しずつ成長する様子が描かれています。

物語の舞台はニューヨーク。
登場人物たちは、いわゆる『こじらせ女子』というもので性格に問題を抱えています。

その中でも、群を抜いて困ったちゃんなのが主人公のハンナ。コラムニストになりたいという立派な夢を持っているのですが、それを理由に24歳までアルバイトすらせず親の支援に甘えて生活。そんな娘に頭を悩ませた両親は、泣く泣く支援うち切りを宣告するのですが、それを聞いたハンナはブチ切れます。

正直、序盤のハンナは子どもとしか言いようのない、世間知らずな甘ったれという感想がぴったりの人物。
アダムという役者志望の青年にどっぷり依存しているのですが、彼との関係もいわゆるセフレのようなもので、何でも言いなりになってしまう挙句、性病をうつされた疑惑まで浮上します。

本ドラマでは、そんな彼女が苦戦しながら少しずつ改善しようとしていく様子が面白おかしく描かれていて、最終回でどこまで変わるのか気になって仕方がありません。

そして、そんなハンナを取り囲む友人も一癖ありの要注意人物たち。
未経験なのに経験豊富なフリをしているショシャンナ、自分に優しく他人に厳しいナルシスト傾向のあるマーニー、どんなときでも自分第一のジェッサ…と、見事に「大人になりきれないこじらせ女子」が大集合しています。

彼女たちもいろんな困難に直面し、なんとか人生を改善しようとするのですが、その方法が予想の斜めうえをいくこともしばしば。

そして何より驚きなのが、物語の大部分がハンナとして出演しているレナ・ダナムの実体験だということ。フィクションも織り交ぜられてはいるようですが、事実にもとづいた内容なので完全創作のドラマのような綺麗な展開ばかりでなく、リアルです。
ときには衝撃を受けるような内容もありますが、面白おかしくコメディ要素強めに描かれているので受けいれやすい内容になっています。

ちなみに、シーズン後半では日本が舞台になった話も。
外国から見た日本が体現されていて、なかなか新鮮です。