私はラブ・リーガル(私はラブリーガル) | 海外ドラマ女子会

『私はラブ・リーガル』は、2009年7月12日2014年6月22日までライフタイムで放送されたアメリカのリーガル・コメディー系ドラマ。
主演をつとめたのは、アメリカの舞台女優ブルック・エリオット。自動車事故で死んだトップ女優を目指すデビーが、同じ日に死んだ肥満体系の弁護士ジェーンとして生き返り、第二の人生を歩むというストーリーだ。
日本ではメ～テレやTOKYO MX、テレビ東京などが地上波放送を行った。
本作品は、全6シーズンで完結済み。Hulu、TUTAYA TV、Amazonプライムなどで配信されているが、全話見放題という観点からHuluでの視聴がおすすめ。

わき見運転で事故死したトップモデルを夢みるデビーは、現世への未練が捨てきれずに門番フレッドの隙をついてリターンキーで現世へ舞いもどる。だが何の因果かデビーの魂が入りこんだのは、同じ時間に死んだ肥満体系の弁護士ジェーンの肉体だった。

ジェーンを勝手に地上へ戻してしまったせいで罰を喰らい、守護天使として地上に落とされたフレッドはジェーンの付き人として第二の人生を見守ることに。

ジェーンの高いIQを手にいれたデビーは、最初こそジェーンとしての人生を否定していたが、生前の自分がいかに薄っぺらな人間だったかに気づいて人助けに邁進しはじめる。

秘密を知るのは守護天使フレッドと、親友ステイシーのみ。
なんとかジェーンとして生きようとするデビーだが、同じ法律事務所に生前の恋人が就職したり、フレッドがステイシーに恋してしまったりと試練の連続で…？

『私はラブ・リーガル』は運転中の不注意で死んだファッションモデルが、思いがけず肥満体系だけど心優しい弁護士ジェーンとして生き返ってしまった……という内容のコメディ・リーガルドラマ。

視聴する前はコメディとリーガルってジャンルが真逆すぎるのでは？と思っていましたが『スーツ』のような質の高いリーガル要素を描きながらも、要所要所で笑わせてくるというバランスのいい作品でした。

死生観は国や宗教、個人によって大きく異なりますが本ドラマでの設定で大切なのは「記憶は魂に宿る」ということ。
そのため、デビーはジェーンの肉体で復活を果たしながらもデビーとしての記憶を持っています。ですが肉体はジェーンのものなので、彼女の高IQな脳みそも手にいれているというのが本作品のおもしろいところ。

最初は見た目のことばかり気にしていたデビーですが、守護天使のフレッドに「君は悪いことはしてないけど、いいこともしてない。薄っぺらな人間」と言われてしまったことや、自分の葬儀でかつての友人たちに「わがまま」と言われているのを聞いて、人助けしながらデビーとしての人生を見つめなおすように。

各エピソードの依頼はデビーが人生を振りかえる手伝いをするような内容になっており、弁護を通して少しずつ成長していく姿をみることが出来ます。

リーガルドラマと聞くとなんだか難しそうだし、堅苦しそう…と感じるかもしれませんが、本ドラマでは弁護内容も離婚問題だったり解雇問題だったり…と、わりと身近なものが題材にされているので取っつきやすく、理解しやすいです。

観ていて「なるほど」と言いたくなるような発想の転換が多々あって、凝り固まった思考がほぐされるような、そんな感覚にもなりました。

またキャラクターの恋愛にも焦点が当てられていて、デビーの生前の恋人だったグレイソンが同じ職場で働きはじめたり、フレッドが天使でありながら人間に恋してしまったりとワクワクする展開ばかり。特に、初恋を経験したフレッドが最高にかわいくて癒されました。
一筋縄ではいかない、それぞれの恋の行方にも大注目です！

『私はラブ・リーガル』は全6シーズンで完結済み。 Huluは字幕・吹き替えどちらも全話視聴可能です。